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●神学大全 しんがくたいぜん

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 神学全般の知識を論理的に体系化した著作。12世紀末〜13世紀にかけ,その著者にクレモナのマルティヌス・カプアのペルトス・ハレスのアレクサンデル・アルベルトゥス=マグヌスなどをあげうるが,トマス=アクィナスの『神学大全』は内容・形式ともスコラ学の代表的傑作である。この書は3部構成。第1部は神と被造物について119の問題,第2部は人間の神への還帰と倫理について303の問題,第3部は人間キリストについて90の問題(補遺99問題は弟子による)を論じている。各問題は項に分かれ,各項ごとに標題で始まり,これに対する異論,さらに異論への反論,主文(解決)がつづき,最初の異論に対する解答で終わる。この論証方法はアベラール「肯定と否定」という判断弁証法を踏襲しており,この書全編は自然神学啓示神学を包含する“聖教”の構想に支えられている。体系化された精緻な思想構築はよくゴシック大聖堂にたとえられる。