50音順    検 索

●秦檜 しんかい

アジア 中華人民共和国 AD1090 北宋

 1090〜1155(元祐5〜紹興25)中国,南宋の宰相。対金和平論者。字は会之。江蘇省江寧の人。1115年(政和5)進士に合格し,有能な官僚として栄進した。1127年(靖康2)開封に攻めこんだ金軍が偽政府の楚を立てようとしたのに反対して捕えられ,徽宗らとともに金に連行された。抑留3年余りで1130年(建炎4)に帰国し,南宋の高宗の信任を受けて1131年(紹興元)宰相となり,和平論を唱えた。翌年反対派のために失脚したが,1138年(紹興8)再び宰相となり,主戦論者を弾圧し,また反対をおしきって1142年(紹興12)ついに金と和議を結んだ。以後,1155年,66歳をもって死去するまで,宰相の位にあること前後20年,その間,高宗信任のもとに和平維持を貫いた。死後,姦臣・売国奴の烙印をおされ,悪評を浴びせられたが,当時の宋・金両国の力関係からすれば,彼の和平論とその政治力は評価すべきである。秦檜が一個の有能な政治家であったことは否定できない。

01