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●白ナイル しろナイル

アフリカ エジプト・アラブ共和国 AD 

 アフリカ北東部を流れるナイル川本流のハルツームより上流部の名称。ナイル川は,ブルンジのカスモ川に源を発して,カゲラ川からヴィクトリア湖に入り,ヴィクトリア=ナイル・アルバータ湖をへてアルバータ=ナイルとなって北流する。スーダン国境を越えるとバハル=エル=ジェベル川と名称を変え,山岳地帯からスーダン南部の平野に流入し,サッドと呼ばれる広大な湿地帯をつくる。ここで浮草の吸収や蒸発によって流水量の半分を失い,支流バハル=エル=ガザル川の合流点より白ナイル(スーダンではバハル=エル=アビアドと呼ぶ)と名称を変えて乾燥地域を北流し,ハルツームでエチオピア高原に源を発する青ナイルと合流する。白ナイルは流水量が比較的安定していて,2〜7月を除き,マーチソン滝の障害以外は小舟艇でカゲラ川まで遡行でき,北アフリカと内陸アフリカ東部への交通路となってきた。白ナイルの水源は1860年にイギリス人スピークらの探検で確認された。