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●白鳥庫吉 しらとりくらきち

アジア 日本 AD1865 江戸時代

 1865〜1942(慶応1〜昭和17)東洋史学者・文学博士。上総国長柄郡長谷村(現千葉県茂原市)の出身。本名は倉吉。1879年3月千葉中学校へ入学。校長那珂通世・教員三宅米吉の教えを受ける。東京大学文科大学史学校を卒業(1890)。在学中は,ドイツ人リース(1861〜1928)の教えを受けた。学習院教授(1890〜1921)・東京帝国大学文科大学史学科教授(1904〜25)・東宮御用掛(1914〜20)を歴任。その研究は,朝鮮から始まって西方へ及び,ほぼアジア全域にわたった。その対象は,歴史・民俗・神話・伝説・言語・宗教・考古学などの広い分野を占める。研究以外の面でも,「東洋学報」の「満鮮地理歴史研究報告」の刊行,東洋文庫の設立(1924)とそこでの資料の蒐集など,東洋学研究の発展に尽くした。また,明治・大正・昭和の時期に活躍した東洋学の研究者は多く,その薫陶のもとにあった。その全著作は1969〜71年,『白鳥庫吉全集』全10巻として,岩波書店より刊行された。