●ジョーンズ法 ジョーンズほう
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1916年アメリカ合衆国議会を通過したフィリピンの自治拡大に関する法律。フィリピンは16世紀以来スペインの植民地となっていたが,1898年の米西戦争後のパリ条約でアメリカに割譲された。アメリカはフィリピン人の抵抗を抑圧し,1902年には支配権を確立。しかしフィリピン人の独立意識は根強く,1913年民主党のウィルソンが大統領に就任すると,それまでの共和党政権と異なり,フィリピンの自治独立への道を開く委員会を組織した。その委員会の下院における委員長がジョーンズであった。ジョーンズ法は前文で,フィリピンに安定した政府が樹立されしだい独立を認めるとうたい,1907年開設のフィリピン議会を二院制にするとともに,内政立法上の多くの権限をフィリピン人に委譲した。行政面でも政府職員のフィリピン人化が進んだが,最終決定権はアメリカ大統領の任命する総督が握っており,真の独立への道はなお険しかった。