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●如拙 じょせつ

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 生没年不詳 如雪・如説とも書かれ,にょせつとも読む。15世紀前半活躍した京都の禅僧。禅機横溢した「瓢鯰図」の作者として著名である。伝記に乏しいが九州の人かといわれ,相国寺に入った。宋元画に学び日本の水墨画の先駆者となる。「瓢鯰図」は,ひょうたんで鯰を押さえようとする禅問答的構図をとり,初の完全な水墨画であり,1408年(応永15)以前の完成になるものと推定される。将軍義満(義持との解釈もある)の命により私用の小屏風に描いた。図上に応永ごろの名僧30名の替を集めている。同図は京都妙心寺退蔵院の蔵。如拙の号は絶海中津が大巧如拙の語から採って名づけたことが両足院蔵の「三教図」からわかる。文化庁蔵の「正羲之書扇図」もわずかしか残されていない如拙の作品と推定される。周文は弟子。雪舟も師と仰ぐところがあった。宋元画に学んでよくそれをこなし,日本の絵画史上画期的な意義をもっている。