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●ジョージ3世 ジョージさんせい

ヨーロッパ 英国 AD1738 ハノーヴァー・ウィンザー朝

 1738〜1820(在位1760〜1820)大ブリテン=アイルランド連合王国国王。即位のときすでに父フレデリック=ルイスは没しており(1751年),直接,祖父ジョージ2世のあとを継いだ。彼は先2代の国王とは異なり,イギリスで生まれ育ったハノーヴァー朝最初の純英国人的国王であった。しかし,王としては偏狭・専制的で自ら政治を行う志向が強く,議会権限の制約をはかった。この時代,経済面では産業上の大変革がおこったが,政治体制は時計の針の逆戻りといわれるごとく,国王による専制体制の強化が行われた。1762年,側近のビュートを首相に任命するとともに御用党を結成させた。1770年,ノースが首相に就任してからは,いっそう王の意志が実際政治を支配した。また,議員の買収・恩典賦与を行い,議会の多数を自派で固めた。当代が汚職・腐敗の時代といわれるのはこのような理由による。しかし,1780年代以降,国王の専制に対する批判が続出し議会主導の政治が復活,1790年代には国王の政治勢力は後退してしまう。加えて,1811年以降は狂人となったため,摂政が置かれた。

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