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●湘勇 しょうゆう

アジア 中華人民共和国 AD 

 太平天国に反対する反革命軍として,中国の湖南省に組織された軍隊。湖南に太平軍が入ると,1852年湖南省湘郷県の知県,朱孫詒は,3営の団練を組織し,易良幹・唐景暉らに統率させた。同年11月,母の喪のために湘郷県に帰って来ていた礼部右侍郎曽国藩は,団練の組織らを命ぜられ,朱孫詒の湘郷の団練を長沙に招き,それを勇兵に改組した。1853年,南昌の江忠源から救援を要請され初めて湘勇を出動させた。その組織は,朱孫詒らの統率のもとに中営を羅沢南,前営を易良幹,右営を謝那翰,左営を唐景暉,後営は楊虎臣などであったが敗れた。しかし,その後の戦いで威力を示した。曽国藩は,湘勇の編成において湘勇の読書人を幹部とし,その農民を兵とし,給与も緑営の2倍を与え,軍需は捐金や釐金によった。これらの湘勇の制度は,他の郷勇の模範となった。また南京占領後の太平軍と戦ってこれを東方に圧迫したが,その初期の指導者を失い,曽国藩は湘勇を解散した。