50音順    検 索

●浄妙寺 じょうみょうじ

アジア 日本 AD 

 神奈川県鎌倉市浄明寺にある臨済宗建長寺派の寺院。鎌倉五山の第5位。山号は稲荷山。開創は1188年(文治4)。開基檀那は源頼朝の御家人であった足利義兼。開山は鶴岡八幡宮の供僧の退耕行勇(1163〜1241)。最初密教系の寺で極楽寺と称していたが,のち臨済宗になり浄妙寺と改称。本尊釈迦如来(14世紀作)。相模国小田原城主北条氏康(1515〜71)より寺領2貫300文の寄進を受ける。また,徳川家康より4貫300文に加増される。1632年(寛永10)台頭は徳源庵・直心庵の2カ寺。『浄妙寺末寺帳』によれば光明院・直心庵・禅昌庵の3カ寺。『新編相模風土記稿』によれば,仏殿・法堂・経堂・方丈・書院・寝堂・庫院・鐘楼・惣門・山門・中門・外門・本寂堂・稲荷社・祖塔・直心庵・禅昌庵などの大伽藍であったが,その後たび重なる災害で潰れ,とくに関東大震災の被害は著しかった。現在は本堂・庫裡・荒神堂のみである。境内全域史跡指定。中世文書は『後醍醐天皇編旨』以下9通,彫刻は木像退耕行勇坐像・木像荒神立像・伝藤原鎌足侍像・足利尊氏自画自賛の紙本淡彩地蔵菩薩像ほか。