●正法眼蔵 しょうぼうげんぞう
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道元主著。1231(寛喜3)〜53(建長5)にいたる法話集成。禅についての諸事・伝統・本質・規範がことこまかに語られている。中国の大慧宗杲(だいえそうこう,1089〜1163)が紹興17年(1147)に撰述した禅者の悟則を集めた3巻本。道元は,1231年(寛喜3)に『正法眼蔵辨道話』を著してから,1253年(建長5)死去に先立ち撰述した『八大人覚』まで,23年間に京都興聖寺・六波羅蜜寺・福井吉峰寺・禅師峰・永平寺などで説示したものを集めた,和文体95巻の総題。道元自らの命名とされ,100巻の編述を意図したが果たさなかったといわれる。本書が伝承されたのは,孤雲懐弉(こうんえじょう)の謄字・清書の力による。その後,伝写編集の関係で,[1]親集本75巻,[2]新草12巻,[3]宋吾本60巻,[4]梵清本84巻,[5]卍山本89巻,[6]晃全本95巻,の6系統がある。曹洞禅の宗旨を宣明したものであるが,哲学・文学の面でも東西学究者の注目を沿びており,多くの註釈・研究書が刊行されている。