●消費生活 しょうひせいかつ
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物資やサービスの消費にかかわる人間生活の側面を消費生活という。人間生活は多面的であるが,基本的には肉体的生命の維持の上に成り立っており,肉体的生命は食物をはじめ,いろいろな物資やサービスの消費によってのみ維持継承される。したがって消費生活は人間生活の基礎であるが,同時に消費生活は人間生活の目標自体でもあり,実質でもある。内容においても方法においても,良き消費生活は良き人間生活である。しかし人間社会においては,消費のためには生産が必要であり,人間生活は消費生活と生産生活を総合した経済生活の上にのみ成り立ちうるものである。昔は,消費と生産とは人間生活のなかで一体化して営まれてきたが,経済の発展が生産方法の発達によって消費水準を向上させ,内容を豊かにした反面,生活の場での消費と生産との分裂を生み出し,両者の調和的関係が失われつつあることが,現代の消費生活の問題であろう。