●浄土真宗 じょうどしんしゅう
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鎌倉初期,親鸞の開いた新宗派で,師法然の教えを発展させたもので,念仏を唱えればだれでも極楽往生でき,絶対他力の悪人こそ阿弥陀仏の救済の対象であるとの悪人正機を説いた。親鸞は,真の浄土教という意味で浄土真宗または真宗の語を用いているが一宗独立の意図はなかったようである。しかし,親鸞亡きあと,関東の弟子たちを中心とする専修寺派(高田派)と,親鸞の遺骨を京都大谷に護る娘の覚信尼の本願寺派に分かれたが,教団としては本願寺派の覚如らが樹立させた。そして,室町時代中期に本願寺八世の蓮如により教団は急激に発展した。このころ,一向に阿弥陀を信仰するというところから,一向宗と称した。江戸初期,東西両本願寺に分裂したが,浄土真宗の名を幕府に請うたが,浄土真宗の反対もあり,明治時代になってから真宗を公称するようになった。このため,浄土真宗を一向宗とか真宗と称するのである。