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●浄土教(中国) じょうどきょう

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 諸仏とその浄土を信仰することをいうが,諸仏のうち阿弥陀仏を念じ,西方浄土に往生を願う教えをさす。蓮宗と呼ばれ始祖を東晋の慧遠とする。慧遠は廬山で日蓮社という念仏結社をつくった。彼の念仏は,般舟三昧経による観念・観像の念仏であった。北魏の曇鸞は玄忠寺(山西・交城)を拠点として『浄土論注』を著し,教学と実践を成立させた。この玄忠寺で,曇鸞の教学を継承したのが唐の道綽であり,その道綽に師事し,浄土教を大成させたのが善導である。道綽は『安楽集』で自力苦業を退け,他力易業を唱え尊称念仏を勧めた。善導は『観経疏』を記し,西方浄土が真実の報土であり,称名念仏こそ報土往生の因であるとし,のちに長安で精力的な布教を展開した。この玄忠寺を基盤とする三師の口称念仏は,日本の浄土教の源流となった。その後,唐代では慧日・法照小康らの浄土教家がいるが,宋代以後,禅浄双修の傾向が強まり,広く念仏は行われるが,蓮宗として独立することはなかった。