●上帝会 じょうていかい
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中国広西省の桂平県を中心に,1844年(道充24),洪秀全・馮雲山らによって開始された,太平天国の前身となるキリスト教の影響を受けた宗教的秘密結社。拝上帝会の略称であり,教義は,ヤハウェを上帝,キリストを天兄,洪秀全を天帝と称し,男女平等で,十戒にならって十天条の戒律を定め,偶像礼拝・殺人・傷害・アヘン吸飲・賭博などを禁じた。礼拝では,会員は男女別々に座り,讃美歌を歌い,神の恵みやキリストの功績に関する講話を聞き,罪の懺悔,偶像礼拝の禁止・神奉仕をすすめられた。また洗礼希望者には洗礼式が執り行われた。洗礼式は,洗礼希望者の名が書かれた懺悔状の朗読とその焼却,希望者の頭に水盤から水を注ぐことが主であった。信者となった者は,朝夕食前に祈祷した。参加者はおもに炭焼きと客家であったが,豪族・秀才・挙人も入会した。1851年(道光30)上帝会は,客家と広東人の衝突から金田村に蜂起し,大平天国の革命運動に発展した。