●精進落し しょうじんおとし
アジア 日本 AD
ショウジンオチ・ショウジンアケ・ショウジンバライあるいはマタイタオトシ・イタジキバライなどともいい,葬式の後の中陰や祭りなどの精進の期間が終わり,日常の生活に戻るけじめとして,精進の間は遠ざけていた魚や肉を食べたり,酒を飲んだりする行事。修行あるいは願かけなどのために,身を慎んで生活する精進期間終了後の肉食を意味することもある。精進の期間に食する精進料理は,ふだんの食事,いわゆる生臭(なまぐさ)料理に対して,一切の魚や肉をまじえない野菜料理である。とむらいの後の精進落しの日は土地によって異なる。四十九日に因んで,四十九餅などという特別の食料をつくり,精進落しを行う地方もある。しかし今日では,精進そのものが簡略化される傾向にあるので,精進落しという行事もやや形式化してきている。葬儀後の精進落しも,葬儀に際して世話になった人々の労をねぎらう意味合いが濃くなった。