●丞相 じょうしょう
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中国の歴史上,君主をたすけて行政を担当した官職名。戦国時代に,楚を除く他の諸侯の国に相が置かれ,秦では,前309年(武王2)に,初めて左丞相・右丞相が設けられた。以後,秦代には,二丞相制をとり,左丞相を上位としたほか,ときに丞相より上位の相国を置いた。前漢時代は,秦制を受け継ぎ,一丞相制をとったが,前漢末の哀帝のとき,官職名を大司徒に改めた。後漢末に復活し,曹操が丞相となった。魏・晋以後は,丞相は,皇帝に次ぐものとして特別尊貴の官となり,つねに置かずに非常の際に置かれた。唐代には丞相を置かず,中書・門下・尚書の三省の長官がその職務を分担したが,南宋以後は参加政事の上に左右丞相が置かれた。明代の初め,1380年(洪武13)には,左丞相胡惟庸の反逆事件がおこり,これを処刑したのち丞相の官は廃止された。