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●紹興商人 しょうこうしょうにん

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国,紹興は浙江省北東部の寧波にあり,古くから栄えていた。内外にクリークを通じた水都で,近郷物資の集散地の役割を果たしているほか,絹製品の産地としても名高い。紹興を基盤にした商人を紹興商人というが,彼らが台頭し出すのは清の乾隆年間ころからである。上海を中心とする銭荘業によって台頭した彼らは,道光年間に入るとそれまでの中国経済に主流を占めていた徽州出身のいわゆる新安商人を追って優位を占め,華中の経済界の指導権を掌握するに至る。上代にかけて経済界に君臨したものに浙江財閥があるが,彼らには紹興出身者が多い。ただ浙江財閥そのものは,上海に拠点をもつ金融業者・実業家をさし,江蘇省出身者のほか安徽・四川両省出身者をも入れて,広東・福建両省出身者による広東財閥と対して用いるのがふつうである。浙江財閥そのものは,当事の国民政府とも強い結びつきがあったので有名である。