50音順    検 索

●鄭玄 じょうげん

アジア 中華人民共和国 AD127 後漢

 127〜200(永建2〜建安5) 中国,後漢の儒学者。読みぐせで「じょうげん」と訓む。字は康成。北海高密(現山東省)の人。はじめ村の小役人となったが,学問を志して都の太学に学び,さらに張恭祖・馬融などの学者に師事,十数年の遊学ののち郷里に帰り,門徒を集めて教授した。まもなく党錮の禁を受けたので,家にこもって学問に励み,禁が解けた後も仕官を欲せず,研究・著述・教授に専念した。当時の経学は,前漢以来主流であった今文学に対して古文学がおこり,両者のあいだに論争があった。鄭玄は古文学の立場に立ってこれを確立するとともに,両者を総合して一家をなした。その学問は,経典の校勘・解釈を主とするいわゆる訓詁学で,漢代の経典解釈は彼によって集大成され,六朝の経学者や清朝の考証学者の尊重するところとなった。代表的な著述に,『周礼』『儀礼』『礼記』(あわせて三礼という)の註,および『毛詩(詩経)』の註,などがある。