●成功 じょうごう
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平安時代中期以後行われた,朝廷に財を献じることにより官位を得るという売官・売位の制度。具体的には,皇室の崇仏の深化に伴う造寺,10世紀後半以降,たびたび火災に遭った内裏の造営などを請け負い,その功によって官職(国司の職を求める者が多かった)に任命されるというもので,その担い手は主として受領層であった。また,これによって任期満了後も引き続き同じ官職に任ぜられることを重任といった。院政期に至って最も盛んに行われ,決勝寺をはじめ六勝寺はみな成功によって造られた。その起源としては,官人が勤務する代わりにそれ相当の物資を代納して考課(勤務評定)を受け,官位を得るという奈良時代初期からの贖労の制が考えられるが,古代末期におけるこの大規模な売官制度の横行は,中央政治の腐敗とともに地方政治の乱れを助長し,律令体制の崩壊に拍車をかけることになった。