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●小協商 しょうきょうしょう

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 第一次世界大戦後,チェコスロヴァキア・ユーゴスラヴィア・ルーマニアの間で結ばれた同盟。この三国は,オーストリア=ハンガリー帝国の解体の結果独立を達成した国々で,トリアノン条約に不満をもつハンガリーの領土回復の要求に対して共通の利害をもっていた。このため,チェコの外相ベネシュの尽力で1920年8月にチェコ―ユーゴ間に,1921年4月にチェコ―ルーマニア間に同盟が成立。同年6月にユーゴ−ルーマニア間に同盟関係が結ばれ小協商体制ができあがった。またソ連に脅威を抱いたポーランドが,1921年3月ルーマニアと同盟を結んで小協商に接近。フランスも東方でのドイツの台頭を阻止するために小協商諸国やポーランドと同盟を結び,これらの国に政治・経済的援助を与えた。こうした同盟関係が,ヴェルサイユ体制を支えていたが,ナチス=ドイツズデーテン併合(1938)・ボヘミア・モラヴィア併合(1939)でチェコが制圧され,小協商体制は崩壊した。