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●蒸気船 じょうきせん

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 蒸気機関を動力とする船。蒸気船は1800年ごろから,イギリスやアメリカで運河の引き船として利用されていた。最初の大型蒸気船は,アメリカのフルトンが製造したクラーモント号。1807年に,乗客を乗せハドソン川を毎時8kmの速度で航行した。その後,蒸気船は海上航海にも用いられるようになり,1819年,アメリカ船サヴァンナ号が初めて大西洋を27日かけて横断した。しかし,サヴァンナ号は帆走用の帆を備えた機帆船で蒸気機関で進んだのは合計80時間にすぎず,しかも要した時間は通常の帆船よりも多かった。1838年には大西洋定期航路が開かれ,シリアス号が19日間で航行した。初期の蒸気船の多くは機帆船で,推進用の外車をもつ外輪船でもあったが,19世紀中ごろからスクリュー=プロペラが用いられてその有利さが実証され,本格的蒸気船時代を迎えた。19世紀末には蒸気タービンが実用化され,汽船は著しく高速化した。