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●貞観格式 じょうがんきゃくしき

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 中国の唐の637年(貞観11)に頒布された格と式。唐の根本法は律(刑罰法規)と令(行政法あるいは命令法)であるが,これらは永久不変の法ではなく,勅や格によって変更を加えられた。したがって格とは一般に律令を補充変更する役目をもち,変更命令を集成した法典である。式は律令を施行するさいの施行細則である。貞観格式は貞観律令の頒布と時を同じくしており,伝存する史料から貞観格は18巻24篇700条から成り,その篇目名も知られている。貞観式の場合は一部の史料によって20巻33篇とあるのみで詳細は不明。しかも貞観式は開元7年式の可能性も強く,貞観律令格の存在は認められても,式の存在は一部の研究者によって否定すらされている。貞観格についていえば,編さん者は房玄齢のみわかっているが,同時期に頒布された律令編さん者との関係から,長孫無忌・裴弘献李百薬らを初めとする多くの法律の専門家が参与したことが推察される。貞観格編さんの目的は,武徳・貞観以来,多すぎて煩雑になった諸勅格3,000余条を整理して簡潔にまとめることにあった。

〔参考文献〕滋賀秀三「漢唐間の法典についての二三の考証」東方学17,1958