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●正一教 しょういっきょう

アジア 中華人民共和国 AD 

 後漢末に五斗米道を開いた張道陵の系譜を引く張天師を中心とした道教教団。天師道とも呼ばれる。五斗米道張魯が曹操に降った後も,南北朝時代にも各地でその系統を引く教団が活動していたことが伝えられているが,張魯の子孫はいつのころからか竜虎山に本拠を置くようになった。この教団が再び脚光をあびるようになったのは,第24代天師張正随が真宗に召され,以後代々の大師が朝廷から号を受けるようになってからである。元朝に入ると第36代張宗演がフビライに召され,江南の道教の統轄を任されるようになった。このころから張天師を中心とする教団は,正一教と呼ばれるようになる。以後,正一教は全真教と道教界を二分することになるが,全真教が修身養性の自行つまり金丹の錬成の修行を主とするのに対し,正一教は祭儀超脱の他行,つまり符ロク※注1※斎ショウ※注2※と呼ばれる呪術儀礼を中心とする教団となった。そして竜虎山は,それらを行う道士たちのための※注1※を発行する中心地となっていた。現在では張天師は台湾に移り,第64代の張天師が活躍中である。

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