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●書院造り しょいんづくり

アジア 日本 AD 

 日本近世の住宅の建築様式。書院を中心に,表側には門・玄関・式台などを,奥には居間・寝所などを配置し,これらに台所をはじめとするその屋敷で働く人々が労働し生活する建物を付属して全体が構成されている。これら主人のための部分の奥には,通常夫人のための一群の建物がつくられる。書院は,8〜18畳ほどの畳敷の部屋を2〜3室一列に並べ,周囲に入側縁を巡らす。奥の部屋の床を一段上げて上段の主室とし,座敷飾りを設ける。座敷飾りは床・違い棚・付書院・帳台構で構成されるが,帳台構は省略されることが多い。天井は,折上格天井・小組格天井・格天井・猿頬天井などを部屋の格式に応じて使い分ける。周囲の壁や間仕切の襖には絵を描くか唐紙を貼る。部屋と部屋のあいだの間仕切の上部には,欄間を用いることが多い。外廻りの建具は障子と雨戸である。書院の前庭には能舞台や茶室がしばしばつくられる。書院の中で,面皮材や土壁を用い,くだけた意匠を見せるものをとくに数寄屋風の書院と呼んでいる。