●シュライエルマッハ
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1768 ハプスブルク朝
1768〜1834 ドイツの神学者かつ哲学者。改革派教会牧師の家に生まれる。モラヴィア兄弟団がドレスデンの東に設立したヘルンフートの学校で敬虔主義的教育を受け,ハレ=ベルリン大学に学ぶ。牧師として過ごすあいだに処女作『宗教論』(1799)を著す。ハレ大学に招かれるが,ナポレオンの占領で閉鎖され,ベルリンに移って,フンボルト兄弟やフィヒテとともにベルリン大学創設に尽力し,開設とともに神学教授となり,三一教会牧師を兼ねる。その主著『キリスト教信仰』(1821)はこのころのもの。全30巻に及ぶ全集(1835〜1864)は神学篇(11巻),説教篇(10巻),哲学篇(9巻)に分かれている。彼の功績は哲学史上のカントにたとえられ,近代神学の父ともいわれている。彼は宗教を個人の敬虔な内面的なものとして,形式主義から解放し,宗教を心情にかかわるものとして,宗教のもつ主観的側面の分析を行っている。