●需要曲線 じゅようきょくせん
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ある財に対する需要量を決定するのは,一般に,需要者の選好体系・所得・およびその財の価格などであると考えられるが,選好体系・所得などを不変とした場合の価格と需要量とのあいだの関係を図示したものが需要曲線である。ふつう,ある財の価格が上昇(下落)すれば,その財の相対価格は上昇(下落)するので,他の代替財へ需要が向かう(代替効果)と考えられ,さらにその財の価格上昇(下落)は,需要者の実質所得を低下(上昇)させるので,より一層他の代替財へ需要が向かう(所得効果)と考えられる。したがって,ある財の価格の上昇(下落)は,その財の需要量を減少(増大)させるので,二次元の図上で,横軸に需要量,縦軸に価格をとれば,需要曲線は右下がりの形をとることとなる。ただ例外的場合として,ある種の劣等的財に関して,実質所得の低下がその財への需要をより高め,その所得効果が代替効果を上回り,結果として価格の上昇が需要を増大させるという,右上がりの需要曲線を形成することも考えられる(ギッフェンの逆説)。
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