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●数珠 じゅず

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 珠数・誦珠・呪珠とも書き,ずしゅ・ずずとも読む。また念珠ともいい,小さな珠をつなぎ合わせ輪状にしたもので,三宝唱念や仏,菩薩礼拝のとき手にかけあるいはもんで用いるが,本来は,念仏念誦の回数を数えるのに用いた。顆数は,百八煩悩をもみ消す意から108顆。また折半して菩薩の54位を表し,さらに折半して27賢聖を表すものとされる。そのほか42・21・14顆のこともあるが,念仏宗では36顆,禅宗では18顆のものを用いる。なお108顆のほか1顆の母珠=親株,4顆の数取=四天珠,10顆の記子=弟子珠を付すことがある。材料も種類が多く,宗派によって複雑な儀軌(=法則)がある。『木カン※注1※不経』には〈もし煩悩障報障を滅せんと欲せば,まさに木カン※注1※子一百八を貫き……仏陀達磨僧伽名を称え〉るものとしている。ただし禅家では,『禅苑清規』に〈経咒(けいじゅ)はただよろしく黙誦すべし,数珠は声あるべからず〉として,やかましくもんで音を出すべきでないといさめている。

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