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●自由劇場 じゆうげきじょう

ヨーロッパ フランス共和国 AD 

 (白丸1)1887年フランスのアンドレ=アントアーヌによって創設された劇団。その活動理念はゾラの理論を支柱とした商業主義演劇の打倒と自然主義演劇の実現であり,ポルト=リーシュフランソワ=ド=キュレルなどのフランス劇作家の作品のほかに,イプセン・ハウプトマンの外国劇も紹介された。また舞台のアンサンブル重視など画期的な演出をなし,単にフランスだけでなく,世界的な近代劇運動(ドイツのブラーム自由劇場(1889年創立)・アイルランドのグラインの独立劇場(1891年)など)の母胎となった。 [2]日本では1909年(明治42)当時,新進文学者であった小山内薫と歌舞伎俳優2世市川左団次によって創立された日本新劇運動の先駆をなす研究劇団のことをいう。第1回の試演にはイプセンの『ジョン=ガブリエル=ボルクマン』が選ばれ,以後さまざまな翻訳劇や日本人による創作劇が上演され,当時の若い知識層に大きな刺激を与えた。