●重金主義 じゅうきんしゅぎ
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絶対主義時代の経済政策で,広い意味の重商主義政策のなかに入る。“最後にして最高の封建国家”といわれる絶対主義政権は今までにない中央集権政治に多くの経費が必要となり,そのため権力組織をあげて貨幣獲得に努力した。当時,国王の収入は貴金属の形であったから,直接的な貴金属獲得政策が実行された。これを重金主義という。その方法として,[1]国の内外に金銀鉱山を求め開発,[2]国内に金銀貨の蓄積をはかるため地金銀の輸出禁止,[3]ぜいたく品の輸入禁止,[4]国内製品の輸出奨励,[5]貿易統制のため貿易都市指定・外国為替統制などが採択された。16世紀のスペイン・ポルトガルの政治はその典型であった。この金銀獲得策は,相手側の貧困を招きやすく相手国は対応策として貿易制限・停止措置をとることが多いため,やがて貿易差額主義にとって代わられた。