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●修学院離宮 しゅがくいんりきゅう

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 京都市左京区修学院町にある皇室離宮。比叡山の西南のふもとにあたる景勝の地に建つ。平安時代この地には勝算が建てた寺があったが,その後荒廃していた。江戸時代にいたって,徳川氏がその地に後水尾天皇のために庭園を造営することとなる。1655年(明暦1)の着工で,1659年(万治2)ごろまでに完成したとみられる。造営にあたっては,後水尾天皇自らが現地に赴き,その意匠にくふうをこらした。敷地内は,上・中・下の茶室に分かれ,それぞれが独立した庭園をもち,そのあいだは小松が植えられたあぜ道が通じている。茶室には標高150mの高所にある「鄰雲亭」や浴竜池と呼ばれる大きな池の中之島に建つ「窮邃亭」,後水尾天皇以後につくられた中の庭園にある「楽只軒」下には「寿月観」などがあり,落ち着いた雰囲気をつくりだし,指折りの名園として知られている。ことにカエデが多く紅葉の秋には美しい。