●シャルル9世 シャルルきゅうせい
ヨーロッパ フランス共和国 AD1550 フランス王国
1550〜74(在位1560〜74)。フランス王。ヴァロワ朝第12代。アンリ2世の第2子。兄フランソワ2世の死により即位,母后カトリーヌ=ド=メディシスが摂政として全権を握った。成年後も母后の支配を脱することができなかった。ギーズ公の軍隊がワッシーでたまたま集会中の新教徒に遭遇してこれを殺害した(1562年3月)。コンデ公はオルレアンで旧教徒を虐殺して報復した(同年4月)。ここにフランスの宗教内乱たるユグノー戦争(1598年まで)が始まる。両教徒の実力抗争・大貴族の陰謀・母后の画策のあいだにあって若年の王は政治から遠ざけられ,ただ狩猟に日を送った。彼には『王の狩猟』という著書がある。彼は宥和を好みサン=ジェルマンの和議(1570)ののちには,一時期新教徒の首領コリニーに接近したが,母后とギーズ公に圧迫されて新教徒掃討を許可した。その結果がサン=バルテルミーの大虐殺(1572年8月24日)である。残りの短い命を後悔のうちに過ごした。