●シャーフィイー
AD767
767〜820 イスラーム4法学派の一つであるシャーフィイー派の学祖。ガッザに生まれ,マディーナでマーリキー学派の学祖マーリク=イブン=アナスに学んでいる。その後イエメンで官職につくが,シーア派の反乱に関係があったと疑いをかけられ投獄されている。しかしハールーヌッ=ラシードに許されて釈放され,イラクでシャイバーニーに師事している。ただし彼はこの地にも安息を見出さず,結局はエジプトに移り住んで名声をあげている。彼は法学の方法論の完成にとりわけ注意を払い,類推の方法をいっそう厳密にした。法理論の創始者としての彼の学風は多くの支持者を集め,一派をなすにいたった。主著『始源の言』などを残して,エジプトで他界している。没後も人々の敬虔の念は消えず,彼の廟には今もなお訪問者があとを絶たない。