●社稷 しゃしょく
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各人の共存のため,郷邑の集団として考えられたもの。したがって社稷は生活居住地域ともいうべきもの,生産共同体でもある。安全な生存を要求する基礎社会集団であり,一井一住一邑一落ともいうべき共済共存の共同体で,伝統的農村共同体をさすことばであり,官治は不必要で,自治=自然にして治まる社会である。したがって東洋では社稷は国民衣食住の大源であり,国民道徳の大源であり,国民漸化の大源であるという。社稷は国家の基礎をなすものである。したがって本来の農本主義は天地自然と共にいきる直耕真正のものであるべきで生成直耕の大自然を生命とみ,一切万物をこの生命の具現と実感すべきものと考え,人為人工を主とせず天意神命にたつもので,自然の神道にしたがうべきものと考えた。そうしたものであるかぎり作為の国家と異るものとの考え万があり,原始回帰の原点となり,部落ごとに土の神・五穀の神をまつっている。