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●爵位 しゃくい

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国では周時代に爵とは酒器の名称で,天子宗廟の登祀に,貴族や各地に封ぜられている大小国君に爵を賜った。公・侯・伯・子・男の5等の爵があり,爵を賜るものを諸侯といった。高官や功臣の身分家柄を示す栄典となった。西洋では中世から近代の各国にみられ貴族社会の序列を示す称号で,各国それぞれ独自のものをもっていた。わが国では,明治以前には殿上人の最下位である従五位下に叙せられることを叙爵といった。天皇の子孫4世以内に与えるものを氏爵,女子に与えるものを女爵,内親王家の子に与えるものを童爵と称した。明治になって1884年(明治17)授爵に関する詔勅が発せられた。華族令第10条によって,旧公卿・大名・維新の功臣・名族に公侯伯子男の5等の爵位を授け,公爵11家,侯24家,伯73家,子325家,男74家を同時に華族に列し,貴族制度をつくった。その後帝国憲法で授爵は天皇の大権による栄典の一つとされ,1947年(昭和22)に廃止。