●社会的尺度 しゃかいてきしゃくど
北アメリカ アメリカ合衆国 AD
ボガーダスの社会的距離尺度のことで,彼は特定の社会集団に対する態度を心理的距離の大小によって測定しようとして,次のような7段階からなる文章による社会的距離尺度を考案,作成した。そして1,725人のアメリカ人に対して,40の異民族集団について質問した。[1]結婚して血縁関係を結んでもよい。[2]親友としてクラブの仲間に入れてよい。[3]隣人としてつきあってよい。[4]自分の会社に雇い入れる。[5]市民としてなら受け入れる。[6]観光客としてなら入国を認める。[7]国外に追放する。つまり親疎,あるいは受容・拒否の感情を示す項目でどの程度までの社会的関係・接触を承認するかの反応を求めたのである。彼のこの社会的距離の尺度は,アメリカの社会の特質および時期からみても非常にタイムリーで着実な成果を収めた。その後ドッドはこの単純な尺度を修正し,5段階の文章からなる等間隔社会的距離尺度をつくっている。