●社会権的基本権 しゃかいけんてききほんけん
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基本的人権は,まず18世紀的な自由権的基本権を中心として発達した。資本主義経済もこれを背景として発展したのであるが,この資本主義経済の展開に伴って,貧富の差は激しくなり,労働者の労働条件の悪化,失業の増大,最低の生活すら困難な貧者の増加などが顕著になっていった。また,能力があっても,教育を受けることができず,自らの能力を発展させることのできない人々も多くなった。つまり自由権・参政権を中心とする18世紀的な人権のみでは,人々の幸福を保障することは難しいことが明らかになっていったのである。そこで自由権的な基本権を修正し,真の人権保障を実現することをめざして登場してきたのが社会権的基本権にほかならない。人たるに値する生活を要求する権利としての生存権をはじめとして,教育を受ける権利・勤労の権利や勤労者の諸権利などがその内容として含まれる。