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●シャイフ=アルイスラーム

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 “イスラムの長老”を意味し,10世紀末から学識に富むウラマーの尊称として用いられた。セルジュク朝は,この称を政府の任命する官職に用いようとしたが実現せず,オスマン帝国では,メフメト2世(在位1451〜1581)がコンスタンティノープル攻略・遷都ののち,都のムフティー(イスラーム法学の権威者)の職名とした(トルコ語でシュイヒル=イスラーム)。シュレイマーン1世(在位1520〜66)のときに,彼らは各地のムフティーの上位を占め,その任免・昇進をつかさどり,ウラマーを統轄したばかりでなく,スルタンの国事行為をも制約するなど,その公的権限は絶大となった。のちには1839年の改革では,その政治的影響力が失われ,1916年青年トルコ党政府により司法面・教育面の権限を喪失したが,1922年,アンカラの政府により廃止されるまで存続していた。