●シャー
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“王”を意味するペルシア語。古代ペルシア語のフシャーヤシヤを語源とする。古代においてはアケメネス朝やササーン朝の皇帝は“王の中の王”を意味するシャーハンシャーをとなえた。イスラーム期においてはシーア派を信奉したブワイフ朝(932〜1055/62)の君主が古代の皇帝にならってシャーハンシャーをとなえた以外に,ほかの諸王朝の支配者はアラビア語で王・君主を意味するアミール,スルタン,マリクなどの称号を用いた。16世紀初めに創設されたサファビー朝の王がイスラーム期に初めてシァーの称号を用いて以降,一部の例外を除き,すべての王朝がこの称号を用い,イラン革命で倒れたパフラビー朝の王にまで及んだ。同期の王はシャーハンシャーをとなえたこともある。シャーの称号はインドのムガル朝皇帝にも用いられた。またこの称号は王のほかにも,神秘主義聖者やイマームザーデの名につけられたこともある。たとえばシャー=アブドル=アジーム・シャー=チェラーグなどである。