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●注連縄 しめなわ

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 神聖な場所を示すために張られる縄。元来は,神が鎮座する場所を標示するためのものであったので,標縄とも書く。また,その形状から七五三縄(わらの垂れを7本,5本,3本つくる)とも書く。現今では,神前や神聖な区域・村境に渡して,内と外をへだて不浄に触れないように用いる。正月には門口などにも張る。つくり方は新わらを用いて,左ないになう。張られた注連縄も神聖視されるので,取り替えて新しくしないのが古風である。三重県南部一帯では,屋敷の入口に毎年一筋の注連縄を張り,年々引き添える。また宇治山田市付近では,死者を出さない限り除去をしないため,注連縄の数で不幸のなかった年数がわかる。一般には,毎年新しいものと替えるところが多い。もとは素朴な一筋の縄だったものが,装飾的要素をもち,前垂注連・牛蒡注連・大根注連・輸注連などといろいろな形状の注連縄が用いられるようになった。沖縄では,土地の境界を示すために用いるサンが,幼児外出のさいの魔除けとして着物に結びつけられる。正月の注連縄に,イセエビ・ダイダイ・コンブ・串柿などをつけるのは,北九州の幸木(さいわいぎ)などと同系統の習俗で,食物の豊作を祈るためと考えられる。

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