●市民運動 しみんうんどう
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党派や組織を前提とせず,資本制社会における資本家・賃労働者への階級分化以前に論理歴史的に措定される“市民的関係”(自由で平等な商品所有者相互の関係)を基盤とした権利主張・権力への抵抗=異議申し立ての運動。消費者運動・住民運動などとはその具体的な運動の広がりのなかで重なっていくが,論理的には“市民的関係”を意識的・無意識的に前提しているという点で異なる。日本における典型的な市民運動としては,1960年代にヴェトナム反戦運動として展開されたべ平連が有名である。市民運動に対しては,資本制社会=二次的階級社会が成立すると,本来この運動が前提としている市民社会が掘り崩されてしまうことを指摘して否定的に考える意見と,生産点を越える全社会的交通から見れば,なお運動の根拠は存立する,とする意見が存在している。〔参考文献〕「ベトナムに平和を!」市民連合編『資料「ベ平連」運動・全3巻』1974,河出書房新社