●紙幣整理 しへいせいり
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明治初期に発行した政府の不換紙幣を,日本銀行の兌換紙幣で消却整理したこと。成立当初の明治政府が財政運用のために発行した政府紙幣は,1877年(明治10)の西南戦争による増発を契機に暴落し,国内に深刻な影響を与えた。これを整理するため大隈重信大蔵卿は,1877年に戦費調達のため新紙幣消却法を,1879年に国債紙幣償還方法を定め,整理事業を開始したが,1881年10月に大蔵卿に就任した松方正義によって本格的に推進された。松方の整理方法は,財政緊縮を実施して歳出を抑える一方,準備金中の正貨増殖をはかり,さらに1882年に日本銀行を設立して通貨信用体系を作ることにより,紙幣兌換制度をつくることであった。この結果,1886年から正貨との兌換が実施された。ついで1893年の紙幣兌換基金の設置,1898年の法律第6号の公布をへて,1904年末において,全部の回収・消却に成功した。