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●司馬遷 しばせん

アジア 中華人民共和国 AD145 後漢

 前145?〜前135? 中国,前漢の歴史家。夏陽(陝西省韓城県)の人。字は子長。漢王朝の史官太史令司馬談の子として生まれ,10歳で『春秋左氏伝』『国語』などの古文に親しみ,20歳のとき,父の命をうけて各地を巡り見聞をひろめ,古記録を収集した。やがて官に就き皇帝に近侍し,父の死後太史令の職を継いで父の遺業である修史の業に励むこととなった。前98年(天漢3),匈奴に投降した李陵の一族が族誅されるのを弁護したため,宮刑に処された。この恥辱のなかで,修史の志をいよいよ固めたのであるが,この折の心情は『史記』の「太史公自序」や『任少卿に報ずる書』に詳かである。前96年(太始1)大赦にあい出獄して中書令の官に就き,修史の完成に努め20年の歳月を費して,『史記』130巻を著した。『史記』は,正史の標準となり,司馬遷は中国の歴史の父とされる。

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