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●司馬炎 しばえん

アジア 中華人民共和国 AD236 魏・呉・蜀

 236〜290(青竜4〜太煕1)中国,西晋初代の皇帝(在位265〜290),武帝。字は安世,廟号は世祖。司馬懿(い)の孫。父司馬昭が265年(咸煕2)8月に死ぬと晋王・相国の位をつぎ,12月魏の元帝禅譲をせまって帝位につき泰始と改元して晋朝を開いた。江南の呉に対し,279年大軍を発して翌280年(太康1)これを平定し,中国の再統一に成功した。即位してまもなく部曲の将や長吏の質任(人質)の義務を解除し,268年には賈充らの編纂した泰始律令60巻を施行。呉平定後,交州以外の州郡の兵備を縮小し,戸調式を公布し占田・課田制を全国的に施行して税制・土地制度を整備するなど,仁愛と倹約の精神で内政の充実に努めた。

 しかし,晩年には政治にあき,奢侈(しゃし)と女色に流れ,諸王の専横や異民族の侵入が進む中で病死した。即位直後,一族諸王を各地に封じて兵権を与え藩屏にしようとしたが,八王の乱の遠因となり,彼が築いた統一帝国も死後八王の乱や異民族の侵攻などによりまもなく滅亡した。

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