●シヌグ
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沖縄の主として北部地域で,収穫がすみ,次の新しい農作に移る前に行われる祭り。古い時代の年越しの祭りとみる見解もある。シヌグは沖縄本島北部の奥外8カ字・伊平屋・伊是名島の3カ字・中部の2カ字・奄美郡島の沖永良部島(おきのえらぶじま)・与論島(よろんとう)などに分布。近世中期首里王府によって風俗匡正の意味で禁止されるまではさらに広い地域でこれが行われていたと思われる。祭りを毎年やるところ,1年ごしのところ,年2回のところと地域差がある。祭りの期日は旧暦6月と8月もあるが,7月の亥の日というのが多い。行事内容は地域差が大きいが,目立つ共通行事がある。それはどこのシヌグでも必ず祓い(はらい)の行事が見られることである。最も典型的なものとして,国頭村の安田・安波・奥のシヌグをあげると,まず男たちが山登りをし,身に樹枝や蔦葛(つたかずら)をつけ,樹枝・棒をもち装草神となって部落を訪れ,それを待ち受けている村の女たちや年寄りを樹枝で祓う所作をする。