●四等官 しとうかん
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律令制下の諸官庁における主たる官職の総称。一切の事務の監督・統轄を行う最高責任者である長官(かみ),長官補佐の任務をもつ次官(すけ),官庁内の一般事務を扱う判官(じょう),記録・文案の検討など,主として書記としての仕事をする主典(さかん)の四等級から成る。その各々の官職は,各省では卿・輔・丞・録,各寮では頭・助・允・属,国司は守・介・掾・目,郡司では大領・少領・主政・主張,また,大宰府では帥・弐・監・典,というように,官庁によって異なる字をもって表された。また,それにあてられる人数にも官庁の格や規模に応じて多少の差が設けられていたことが,公式令(くしきりよう)の条文から読みとれる。しかし,どの官庁においても四つの官の読み方は皆同じで,職掌もほぼ同じであった。唐の制度を模倣したもので,任官は厳密に規定されていた官位相当の制をもとに行われた。