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●ジード

ヨーロッパ フランス共和国 AD1869 第二帝政

 1869〜1951 フランスの作家。熱心な新教徒の家庭で厳格な教育を受け,病弱・自慰癖から鬱屈した少年時代を過ごす。しかし1893年・1895年の北アフリカ旅行後は過去の絆を捨てて強烈な自己解放をめざし,『パリュード』(1895),『地の糧(かて)』(1897),『背徳者』(1902)を発表。次に今度は克己主義の行き過ぎを扱った『狭き門』(1909)を書き,『法王庁の抜け穴』(1914),『田園交響楽』(1919),『にせ金づくり』(1927)などの諸作品を発表。その後フランスの植民地コンゴへの旅行を機に社会問題に関心をもち,左翼に転向(1932)。しかし1936年現実のソ連を訪問し,その画一主義・官僚主義に反発,共産主義より離れる。主宰者の一人として1909年に創刊した「新フランス評論(NRF)」誌に,クローデル・ヴァレリープルーストらとともに執筆を続け,20世紀前半の読者・文壇・社会に与えた影響は大きい。1947年度ノーベル文学賞受賞。