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●四天王寺 してんのうじ

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 大阪市天王寺区元町にある天台宗の寺。荒陵山敬田院と号する。創建の年次には諸説がある。『日本書紀』の587年(用明2)に〈平乱之後於摂津国造四天王寺〉,593年(推古1)に〈是歳始造四天王寺於難波荒陵〉とあり,玉造創建・荒陵移建説も出ているが,今日では移建説は論拠簿弱という見方が強い。伽藍配置は南に大門,その北に中門があり,そこから東西に回廊を延ばし,北に折れて講堂の左右に連なる。回廊に囲まれた中に五重塔が建ち,のちに金堂も配されたと思われる。中門・塔・金堂・講堂が南北の一直線上に配置された,いわゆる四天王寺式と呼ばれる伽藍配置。白鳳・奈良時代から国家の庇護が厚かったのは聖徳太子信仰から。平安末期からは,浄土教の西門が極楽の東門に対するとの信仰から貴賤通俗の参詣で賑わった。鎌倉時代戦火に遭ったがのちに豊臣氏が再興。昭和に入って大風と戦災の二度の破壊があったが再建された。

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