●自然保護 しぜんほご
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自然公園に指定するなどして,自然の景観や動植物を保護すること。自然を保護するとともに,自然環境を開発による破壊から守るために「自然環境保全法」がある。その要点は,[1]すぐれた景観だけでなく干潟・草原・雑木・原生林などの自然環境を,破壊から守る。[2]近郊や都市の緑を大切にするとともに,今よりも緑をなくさないよう現状を凍結する。[3]緑地環境保全地域を,次の5段階,すなわち,いっさいの現状変更を認めない原生林保護地域および1種,2種,3種の良好自然環境保全地域ならびに近郊緑地にあたる緑地環境保全地域に指定して規定する。[4]自然取締官を任命し,配置する,という内容であったため,これまで国立公園のみに限定されていた環境庁の権限は,林野庁の権限にまで入り込むというので,当時の農林省は激しく抵抗した。この法案は1972年(昭和47)6月に国会で成立し,全国680万ヘクタールに達する保安林についての伐採権は除外されたが,全国の自然保護条件は有効性をもつことが確認された。