●猪除け ししよけ
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猪鹿の害を防ぐためシシガキ(木竹で編んだ垣根)が各地でつくられたが,近世中期,藩の寄人足などで築かれた猪土手は土塁・石垣により半永久的な普請工事が川へは水門,山へは木戸閉で木曽山麓線へ掘り築かれ,この効果は大きく猪鹿の害を絶つことになる。耕地と山地が交り猪土手の効果のない地域では,シシウチ・ドオズキ・バッタリの音や,匂いに弱い猪にカコ・ソメを立て,猪小屋ではマセ木や石油罐をたたきヤトウ(落穴)で防ぐが,三峯・山住様のお札を畑の畔にたてることや代参は今日も続けられている。〔参考文献〕松山義雄『狩りの語部』1977,法政大学出版局
早川孝太郎『猪鹿狸』1970,角川書店
上伊那誌歴史篇908〜911頁,1965,同刊行会
竹内利美篇『信州の村落生活』下,1975,名著出版