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●司祭 しさい

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 一般には,神と人との仲立ちを祭儀によって司る聖職者をさす。主としてカトリック教会で使用され,ふつうは「祭司」と呼ばれている。原始社会では,初め家長が宗教儀式を執行したが,しだいに特定の聖所で宗教儀式を行う特別の集団が形成され,古代社会では重要な機能を果たした。初期教会でも,使徒たちは信者共同体の長として長老(「使徒行伝」15.23)を,その補佐役として助祭(「使徒行伝」6.2〜6)を任命していた。2世紀前半ともなれば,各共同体に1人の司教,1団の司祭(長老)および助祭から成る聖職教階制度が成立した。司祭は成人男子信者から叙品され,司教の管轄下にあって,担当する小教区の信者に対して秘蹟を授け,信者を導き,教えを宣示する司祭・司牧・教導の3権能を有している。初期中世に入って修道院制が広まるにつれ,司祭にも独身制が要求されるようになった。宗教改革以後,新教諸派はこれを否定したが,カトリック教会は現在でも堅持している。